7.入居してからの注意

一般的な事項を記載していますが、物件によっては細かく規制がありますので気をつけましょう。
明らかに第三者に迷惑を与えると判断される行為は、契約解除事由になることがあります。
入居時の遵守事項
騒音 楽器の演奏や音楽鑑賞、大勢の来客の際は、近隣の方々に迷惑のかからないように配慮しましょう。
苦情が出た際は時間制限等をお願いされる場合もあります。
ゴミ マンション内にゴミの集積施設がある場合は、それ以外の場所にごみを放置しないようにしましょう。
ごみ収集所へ直接出す場合は、収集日とゴミの種類を守り、当日の朝にだしましょう。怠った場合はカラス等に食い荒らされたり放火などご近所のトラブルの原因になります。
共用部分 廊下や階段等に荷物や粗大ゴミを置かないようにしましょう。
片付けに費用がかかった場合は実費を負担する場合もあります。
居室の造作・改造など エアコンや衛星アンテナ、ケーブルテレビなどの設置は、事前に連絡をし、設置や工事などの許可を得て下さい。
ペットの飼育 ペット可物件でなければ、ペット飼育は認められません。
一時預かりの場合も認められません。
タバコ 室内での喫煙は、クロスや壁の汚れの原因となります。
タバコの煙、ヤニなどでクロスが黄ばんだり、汚れた場合は自然磨耗と認められない場合があります。
その際は退去時に修繕費用が必要な場合がありますので契約書を確認ください。
結露について

意外に問題の多い「結露」についてご説明します。
結露はカビのもととなり、カビが発生すると人体にも大きな影響を及ぼします。
また、結露に適切な処理をしないで住居を傷めてしまった場合は、別途修繕費用が発生する場合もあります。

●結露って何?
簡単に説明すると、ビールなど冷たいグラスの表面にたくさん水滴が付く現象があります。その状態が窓や、アルミサッシなどに同様に発生している状態です。冬の寒い日の朝に、窓の内側に水滴が付いたり、水がサッシにたまっていることを「結露」と呼びます。
●どうして発生するの?
日常生活では様々な要因により水蒸気が発生します。
多量の水蒸気が発生している室内で密閉された状態ではたちまち飽和水蒸気量が限界に達し限度を超えて余った水が水蒸気となり結露となって室内に発生します。
●防止する方法は?

室内の湿った空気を外に逃がし、外の新鮮な空気を取り入れることが非常に大切であるとともに、水蒸気の発生を最小限に押さえることが大切です。

  • 入浴時は扉をきちんと閉め水蒸気が部屋へもれないようにします。入浴後は換気扇を十分回しましょう。
  • 室内にたくさんの植木鉢がある場合、散水時は数回に分け、換気扇を回しましょう。
  • 家具を壁にぴったりと配置しない。押入内もスノコなどを敷き空気の対流をはかりましょう。
  • 炊事時や食器洗い時には、台所のレンジフードや換気扇を回しましょう 。
  • 開放型ストーブ、ガスストーブ、加湿器の使用は避けましょう。
  • 窓を開け、室内の空気を入れ替えましょう。
  • 各ドアやふすまを開放的にしましょう。
  • 洗濯物を室内に干す時には換気扇を回しましょう。
●結露が発生した時の対応は?
アルミサッシや窓ガラスに水滴を発見したら、その都度早めにふき取ってください。放置しておくと流れ落ち、敷居にたまって氷結し、サッシが開閉できなくなったり、さらには窓の下の壁を汚すこともありますので、十分注意してください。
また、結露が発見されたら、乾いた布でふき取り壁面を乾燥させるとともに、家具の配置などを工夫して空気の流通を良くして下さい。
壁の結露をそのままにしておくと、カビが発生し大きな損害となりかねません。
●カビになってしまったら?
壁面にカビを発見したら、市販のカビ取りやカビ止め剤ですみやかに取り除いて下さい。
温度が15~18度で湿度を70パーセント以上にしておくとカビが発生しやすくなりますので、室内の温度や湿度には常に注意してください。
※カビ取りに効果的な薬剤
シンナー系溶剤(ベンジン、シンナー、マニュキュア除光液など)
次亜塩素酸ソーダ(キッチンハイター、キッチンタニック、オーヤラックスなど)
逆性石鹸
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